頭痛 - 物忘れ - めまい - しびれ - 歩きにくい - 半身麻痺 - 見にくい
OOKA 脳卒中ゼロをめざして!
大岡脳神経外科・リハビリクリニック

脳の病気の話 - 症状別

頭痛 - 物忘れ - めまい - しびれ - 歩きにくい - 半身麻痺 - 見にくい

見にくい
これもいろいろな状況をふくんだ表現ですね。

・ぼやける→視力低下
・二重になる→複視、眼球運動制限
・見える範囲が狭い→視野狭窄、視野障害
・まぶたが下がる→眼瞼下垂

ということでしょうか。
視力低下
視力というのは、右1.0とか0.2とかいうのですね。
視力が低下する脳の病気は意外と少ないです。

脳腫瘍などで脳の圧が高い状態が続くと眼底の浮腫が起こり、視力が低下します。
視神経の腫瘍など、直接視神経が障害されると視力

視野障害の方が多いです。

眼球運動制限
まず、眼球の動きを観察してみましょう。

正面の物を見ているときは、両眼ともやや内向きになっています。
右の物を見るときは、右目が外向き、左目は内向き。
左の物を見るときは、今度は右目が内向き、左目は外向き。
意識しなくても、うまく調整できます。

このバランスがうまくいかないと物が二重に見えます。

眼球がどうして動くかというと、眼球に筋肉が6本付いていて、それらが微妙に伸びたり縮んだりするのです。
その命令を出しているのが、脳神経で3種類あります。

したがって、眼球運動の異常はこれらの脳神経の異常によるのです。

たとえば、眼の上向き、下向き、内向きを担当するのが動眼神経で、この神経が動脈瘤などで圧迫されると、動眼神経麻痺となります。

逆に、動眼神経麻痺があったら、動脈瘤があるのではないか、と考えます。
動脈瘤の有無はMRAでわかります。

一番多いのは、糖尿病による動眼神経麻痺です。
視野障害
見えていない範囲があるということです。

ものを見たとき、外側の情報は、レンズのため内側の網膜にうつり、、この内側の情報は視神経を通って、反対側の脳(後頭葉)にいきます。
内側の情報は、同じくレンズのため外側の網膜にうつり、、この外側の情報は視神経を通るのですが、この場合、同じ側の脳(後頭葉)にいきます。

つまり、視野の右半分の情報は左の後頭葉、視野の左半分の情報は右の後頭葉へはいって処理されます。

そこで、左の後頭葉が脳梗塞などで障害をうけると視野の右半分の情報が処理できない、つまり見えないということになってしまいます。

逆に、このような症状がある場合、後頭葉に異常があるのではないかと考えます。

脳梗塞が一番多いです。

眼瞼下垂
まぶたが上がらない状態です。
まぶたを上げるのは、動眼神経、交感神経が関わってますので、これらが障害された可能性があります。
眼瞼下垂だけ、というのはなくて、それ以外の症状も伴いますので、それらを総合して、どこに異常がありそうかを考えるのです。

糖尿病によるものが一番多いです。

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